夜しっかり寝たはずなのに、仕事中に睡魔に襲われる…
こんな経験された方、きっとたくさんいらっしゃると思います。
では一体、何が原因なんでしょうか??
原因1:眠気の原因の根本は睡眠不足・睡眠の質の悪さ
睡眠の時間と質、どちらかが欠けても良い眠りは得られません。
睡眠の前半に深いノンレム睡眠、後半に浅いレム睡眠が表れるといったメリハリがある睡眠ができると熟睡感が得られます。
でも、睡眠の前半に深いノンレム睡眠が十分におとずれないと全体的に浅い睡眠となり、たとえ7〜8時間眠ったとしても熟睡感は得られないと言われています。
熟睡感が得られないことによって、日中の眠気に繋がると考えられます。
原因2:食後の血糖値の変化
血糖値の上昇は、だいたい食後30分から1時間くらいでピークを迎えます。糖質の多い食事を摂ると、食後の血糖値は急激に上がり、そして急激に下がります。
この急激な血糖値の上昇と下降が、眠気を生じたり、イライラする、食欲が止まらないなど、いろいろな不調を起こす原因だと言われています。
なので、食事をとる際は血糖値の上がりにくいもの、よく言われるGI値の低いものからとるように心がけましょう。
原因3:糖質制限などによる低血糖
脳は血糖が足りていない、あるいは下がってしまうと、感情のコントロールが難しくなったり精神的に不安定になったりといった症状が出やすいと言われています。
例えば、攻撃的になったり、ボーッとしたり、イライラしたりといった症状が出ることがありますが、その中に眠気がでるといった症状もあると言われています。
原因4:自律神経の乱れ
自律神経と睡眠は、とても密接な関係にあります。
基本的に、昼間は交感神経が活発で活動的なモードになっていて、夜になると副交感神経が活発になり、体や脳がお休みモードにシフトしていきます。
これが、ストレスや生活リズムの乱れ、深夜までパソコンなどの光を浴び続けていたり、在宅勤務となったことで日中の活動量が低下したりすると自律神経が乱れ、睡眠の質を低下させて日中の眠気に繋がってしまいます。
原因5:ホルモンバランスの乱れ
まず、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が低下することで、睡眠の質が低下すると指摘されています。
月経のときや更年期のときにいつも眠いと感じられる方も多いと思いますが、これが原因の1つだとも言われています。
エストロゲンは抗ストレスホルモンとも呼ばれていて、この分泌が低下するとストレスに対する抵抗力が弱くなります。
結果、睡眠の質の低下に繋がってしまいます。
また、オレキシンという覚醒作用のあるホルモンの分泌が低下すると、眠くなると言われています。
昼食後に眠くなるのは、このホルモンが関係しています。
もうひとつ、夜に眠りを促す働きをもつホルモンメラトニンが十分に分泌されないと、夜間良質な睡眠がとれずに翌日眠気に襲われることになります。
十分に分泌されない原因としては、生活リズムの乱れなどがあります。
このように、昼間に睡魔に襲われる原因としてはいくつかありますが、それぞれ予防方法はあります!
例えば、睡眠の質を向上させるために就寝前はスマホを見ないようにしたり、ゆっくりとお風呂につかったり、他にも生活リズムを正すだけでも変わってきます。
また、先ほどお話したように血糖値の上昇が緩やかなものから食べるように心がけるのも一つの方法だと思います。
ぜひ、生活の中でご自分に合った予防方法を見つけ、ゆっくりと質の高い睡眠をし、日中は元気に楽しく過ごしたいですね(^^)/