水って何だろう?

 運動するときには必ず水分補給をします。
 ではみなさん、運動時の水分補給は何でしていますか?スポーツドリンク、麦茶、水…いろいろ選択肢がありますね。

 「特に決めておらず、あるもので」という方は多いと思います。
 では運動時の水分補給は何でしたらよいのでしょうか?また、水分補給のタイミングはいつがよいのでしょうか?そもそも、水分補給とはなんでしょうか?
 今回は水分補給についてのお話です。

≪水分を取らないとどうなるの?≫

 運動をすると血液中の水分がなくなり、血液の流れが悪くなります。
水分不足でドロドロになった血液は栄養素を運べず、老廃物を流すこともできず、さらに臓器への循環も悪くなるので運動能力が低下してしまいます。そのため頭がぼーっとしたり思考力も落ちてしまいます。そうなるといざというときに体が反応しなくなるのでけがの元となってしまいます。

 特にこれからの季節は気温も暖かくなってくるので、熱中症の危険性も出てきます。外界の温度も高く、運動によって体温も上がっている中では熱の逃げ場がなくなってしまうので体の中に熱がとどまってしまいます。そうなると熱中症の危険性が高まってしまいます。熱中症の重症度が高いと障害が残ってしまうなどしてしまうので注意が必要です!

≪水分補給に使いたい飲み物≫

では何を飲むのがよいのでしょう?
 運動時の水分補給としてはスポーツドリンクがおすすめです。体内の浸透圧と同じのため、塩分と糖分をバランスよく摂取できるためです。汗をたくさんかいた運動時などは特に吸収を早く行えるスポーツドリンクが良いでしょう。
 運動をしていない時はお水が最適です!小腸からの吸収がよく、余分な成分も入っていないため内臓への負担も少なめです。逆にコーヒーやカフェイン入りのお茶などは利尿作用もあるため水分を体から出してしまうので水分不足になりやすくなってしまいます。

≪いつ飲めばよいのか?どのくらい飲めばよいのか?≫

 水分補給のタイミングは、まず【こまめに飲むこと】です。
 「のどが渇いた」タイミングで水分を飲むことは悪くはないのですが、タイミングとしては遅いです。また運動中や激しい運動後に一気に飲むことも正しい水分補給とは言えません。すでに体から水分がなくなっていたり、逆に一気に水分が入ってきたことにより吸収できずに排出しようとカラダが勘違いを起こしてしまうことがあります。のどが渇いたと感じる前に飲むことが大切なのです。

 ではどれくらい飲めばよいのか?人はおおよそ1日に1.5~2.0ℓの水分が必要とされています。そして一度に吸収できる量は200㎖と言われています。それ以下だと足りず、それ以上だと多すぎるため汗や尿で排出されてしまいます。また女性だとむくみの原因にもなります。
 目安は1日にコップを約10杯分!起床・就寝前後、食事の前後、午前・午後の一息に2~3回取り入れてあげると、バランスよく水分を体に入れてあげることができます。

 現代の生活は忙しく、水分不足の人が増えてきています。「意外と飲まないといけないんだな…」と驚かれた方もいるかもしれません。そしてそれをプレッシャーに感じた方も…。しかし水分を補うだけで少しでも健康を維持できるのならお得な感じがしませんか?まずはコップ一杯だけでも良いのです。身体に潤いを入れてあげましょう!