乾燥肌対策どうしてますか

毎年冬になると肌の乾燥が悩みのタネ。皆さんはどんな対処をしてみえますか?

乾燥肌は、肌の水分と油分のバランスが崩れてしまっている状態。カサつきやかゆみなどの症状が現れている方は、乾燥予防ケアが不十分かもしれません。
今、お肌を手で触ってみたときにしっとりと湿度を感じますか?もしもカサつきや乾きを感じるようであれば、スキンケア不足によって、肌の水分量が低下しているかもしれません。油断していると、気が付かないうちにますます肌が乾いて、深刻な肌ダメージを受けてしまうかもしれません。
肌は一度乾いてしまうと、肌のバリア機能が低下して、どんどん水分が蒸散していく乾燥スパイラルに陥ってしまいます。大切なのは、乾く隙を与えず、長時間肌をうるおわせ続けること。今回は乾燥を徹底予防するポイントをご紹介します。

美肌の鉄則・乾燥予防の大切さ
美しい肌と聞いて思い浮かべるのは、カサついた肌ではなく、うるおいとツヤのある肌のはず。肌を乾燥から守るためには、保湿の先を行く「乾燥予防」ケアを行い、繰り返す乾燥スパイラルを断ち切ることが重要です。乾燥予防ケアを徹底すれば、乾燥による肌悩みのない、輝くような美肌に近づくことができますよ。

肌のメカニズムを知ることも大切です。
肌が乾燥するのは、肌に水分を保つ「3つの組織」の働きが低下しているからです。

3つの組織
皮脂膜:毛穴から分泌された皮脂で、肌の表面を覆い、お肌から水分の蒸発を防ぐ役割があります
NMF( Natural Moisturizing Factor天然保湿因子):肌の水分を保ち、お肌の柔軟性と弾力性を保ちます
細胞間脂質(セラミド):肌細胞同士の隙間を埋める役割を持ち、水分の過剰な蒸発を防ぎます
これらの細胞自体が古くなって機能が低下していきます。そこで、常に新しい細胞が生まれて、古い細胞と入れ替わり続けているのです。これをターンオーバーといいます。
「ターンオーバー」を活発にするためには、新しい細胞を作る栄養素が必要です。肌の再生を促すために必要な栄養素と食材をご紹介します。

 

たんぱく質:細胞の原料になる➡ 肉や魚、大豆などに豊富に含まれます。
必須脂肪酸(オメガ3系、オメガ6系):肌細胞の「細胞膜」を作る➡オメガ3系」はサバやイワシなどの青魚に、「オメガ6系」はコーン油や大豆油などに豊富に含まれます。
亜鉛:肌や髪の毛、爪などの健康を維持する➡ 牡蠣やレバー、牛肉、たまご、チーズなどに豊富に含まれます。
ビタミンA:NMF(天然保湿因子)の生成を促したり、皮膚や粘膜を正常な状態に保つ➡ レバー、うなぎ、緑黄色野菜、卵黄などに豊富に含まれます。ビタミンB2、B6:肌の再生を促したり、細胞の原料となるアミノ酸の吸収を助ける➡ビタミンB2は牛レバーや豚肉、納豆に含まれ、ビタミンB6は、にんにくやマグロ、鳥レバーなどに豊富に含まれます。
ビタミンE:肌の血行を促進し、新陳代謝を促す➡アーモンドなどのナッツ類、アボカドやイワシ、いくらなどの魚介類に豊富に含まれます。
この中でも、優先して摂ってほしいのはタンパク質です。新しい細胞の原料になるたんぱく質です。1日に必要なたんぱく質は、成人女性でおよそ50gほど。肌の乾燥を防ぐために、毎日とることを心がけましょう。

クリームや保湿剤なども大切ですが、毎日の食事も少し工夫して、乾燥肌とさよならしましょう。