先日のブログ記事「ダイエットって何?」から引き続き、ダイエットのメカニズムについてご紹介します。
ダイエット=痩せる=体脂肪を減らす。この方程式を完成させるのに、体の中では様々なことが起こっています。
【動くためには】
人が体を動かすとき、体内では様々な器官が動いています。
まず筋肉。筋肉は線維でできておりその中にはさらに細かい筋原線維というものが集まっています。筋原線維の中にはフィラメントと呼ばれるたんぱく質が存在し、ミオシンとアクチンと呼ばれるまた別のタンパク質と結びつきます。脳からの指令により、ミオシンがアクチンを引っ張ることで筋肉が収縮し体を動かすことができるのです。
その筋肉のエネルギー源は、筋肉の中に蓄えられたアデノシン三リン酸(ATP)と呼ばれる物質です。そしてこれを作り出すのはミトコンドリアという細胞の中にある器官です。脳からの指令が来ると筋肉の中にあるATPが酵素によって分解されます。分解されたときのエネルギーがミオシンがアクチンを引っ張る力となるのです。
しかしこのATP、筋肉内では少ししか蓄えることができません。大きな力を発揮したり長時間動かし続けるためにはATPを再合成するための働きが必要なのです。そしてその働きは3種類あります。
●●●ATP-CP系●●●
クレアチンリン酸(CP)という物質を分解して得たエネルギーを使う働きを指します。この働きは3種類の中で最も短時間で最大の働きといわれています。そのため重量挙げのような短時間で力を発揮する運動に使われることが多いです。しかし数秒でCPを使い果たすため、次にCPをためるまでの休息を必要とします。
●●●解糖系●●●
筋肉や肝臓に蓄えられたグリコーゲン(糖質)を酸素無しで分解し、さらに乳酸を産生する過程でATPを再合成する働きです。大きなエネルギーを瞬間的に生み出すことができませんが、中距離走などの運動で主要な役割を果たします。
●●●有酸素系●●●
グリコーゲン(糖質)のほかに脂肪も分解し、酸素と組み合わせることでエネルギーとします。解糖系同様、大きなエネルギーは発揮できませんが何時間でも運動を続けることができる働きです。
運動中は必要とされる力やシーンに応じて、この3種類の働きがバランスを変えて筋肉を動かすエネルギーを産生しているのです!
「ならダイエット=体脂肪の減少だから、有酸素系が良いの?」となりますよね。もちろんそれも必要です。ウォーキングやジョギングがダイエットに良いというのはこの働きがあるからです。しかしバランスをとって動いているため、一つの働きに偏っては他の組織の機能や能力が低下してしまうのでなるべくすべての働きを使う運動をするようにした方が良いと言えます。また有酸素系の働きは大きなエネルギー消費がないので、効率が悪いのです。
【動いた後に出てくるアイツ】
運動後に体内で分泌される物質・乳酸。乳酸はATPが作り出されるときに産生する物質のため、グリコーゲン(糖質)が分解されるときには必ずつくられます。そのため無酸素運動でも有酸素運動でも乳酸は分泌されます。疲労物質ともいわれる乳酸ですが、じつはそこまで悪い物質ではありません。乳酸は筋収縮の阻害を防いでくれるとも言われているからです。他にも、血管新生や傷の修復促進、遺伝子発現調節などの働きがあると言われています。また酸素を使ってATPを産生するミトコンドリアも作ってくれる上ミトコンドリアで酸化してエネルギー源としてくれるので、疲労物質とは程遠い筋肉を動かすためのエネルギーの元ともいえるのです!!しかし乳酸の生成がエネルギー源としての消費を上回ると蓄積してしまいます。その蓄積してしまったものが疲労の原因なのです。
また筋肉痛も悩まされる方が多いですね。これは乳酸が生成される過程で発生する水素イオンの影響により体内が酸性に傾くことと、グリコーゲン(糖質)の蓄えが少なくなることが原因といわれています。なので筋肉痛と乳酸に直接の関係はありません。体には中和する機能も備わっているので中和とグリコーゲン(糖質)を効率よく行えるものを摂取すれば筋肉痛を軽くすることができますよ。
【人間には回復力がある!】
疲れたり傷ついた筋肉を回復させるための機能も体には備わっています。脳下垂体という部分から分泌される成長ホルモンが血流にのって全身に循環することで標的器官の組織に入り込みます。するとその組織の成長・回復促進、代謝をコントロールしてくれるのです。
成長ホルモンの分泌は睡眠・運動、食事から発揮されます。とりわけ運動においては、ハードなトレーニング後の15分ぐらいから脳下垂体から分泌されて遺伝子に働きかけタンパク質を合成してくれるのです。しかしこの成長ホルモン、実は速筋を刺激するものでなければ分泌されません。この普段使われない筋肉を刺激してあげるには無酸素運動を取りいれる必要があります。
速筋とは何か、を解説した記事もあるので気になる方はご覧ください↓↓↓
成長ホルモンの分泌によって、脂肪も分解されます。無酸素運動では主にグリコーゲン(糖質)がエネルギーとして消費されますが成長ホルモンの分泌によって脂肪も分解されエネルギーとして消費されやすい状態になるからです。
しかし加齢、ストレス、薬、アルコールなどは成長ホルモンの分泌を阻害してしまう原因になってしまいます。特にアルコールを摂取すると肝臓の働きがアルコールの分解に使われてしまう為成長ホルモンの分泌が阻害されます。そのためトレーニング後の飲酒はせっかくのトレーニング効果を台無しにしてしまいます。
【ダイエットするにはバランスが大事】
いかがでしたか?
ダイエット=体脂肪の減少をするためには、有酸素運動だけではすぐに効果があらわれないのです。様々なトレーニングを混ぜながら行う必要があります。しかしその為には正しいフォームで、個人にあった負荷や回数で行う必要があります。それを一人ですべてこなすのはなかなか難しいのではないでしょうか?ついつい甘えが出てしまったり、フォームが難しくて挫折してしまったり…。そして結局ダイエットをあきらめてしまう、という方が多いのではないでしょうか?
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