ストレッチで悩みを解決できるかも‼

「ダイエットしてもなかなかやせない」「体重が減ったのに脚は太いまま」など、思うようにやせないのは、血行が悪く、筋膜がはって血液やリンパ液の流れが滞っているからかもしれません。筋肉を意識したストレッチなら、運動や食事制限では近づけない理想のボディラインを手に入れることができるかもしれません。

まずは脂肪のかたまり度をチェックしてみましょう。

首筋、横隔膜(おうかくまく)、太もものかたさをチェック。痛みやハリがある場合は、血流やリンパが滞り、脂肪がかたまってやせにくくなっています。冷たさを感じたら、脂肪によって血液の流れが滞っている証拠。老廃物のたまりやすい体になっている可能性があります。

ストレッチは、筋肉をほぐし、柔らかくする効果があります。
筋肉は同じ姿勢を長時間続けたり、特定の筋肉を使いすぎたりすると血流が滞り、疲労物質が溜まって硬くなっていきます。ストレッチで筋肉を伸ばすことで、血流が良くなり、疲労物質が分解されます。
そして筋肉がほぐれ、疲労の緩和効果が期待できます。また筋肉が柔らかくなることで関節の可動域が広がったり、運動のパフォーマンスが向上したりするといった作用もあると考えられています。ストレッチは、そもそも筋肉を伸ばすエクササイズです。筋肉は、たとえば長時間のパソコン作業を行うなど同じ姿勢を続けていると凝り固まってしまいます。
腰痛や肩こり、首のコリなどはそのせいです。筋肉のコリは、血流不良が原因です。
血液を循環させるのは心臓の役目ですが、筋肉も心臓のポンプの役割をサポートしています。血液は全身に栄養や酸素を運んでいますが、筋肉を動かさないと行き届きにくくなり、疲労物質である乳酸が生成、蓄積します。
筋肉が酸素不足になると硬くなりやすい性質があり、さらに乳酸が溜まると疲労感が増します。長時間その状態が続くと、硬く強張ってしまうというわけです。
ストレッチで、少しずつ筋肉を動かすことで、滞りがちであった血流が再開され、徐々にスムーズに流れるようになります。すると硬くなった筋肉に酸素が行き届くようになり、ほぐれて柔らかくなってきます。
疲労物質の乳酸も分解され、減っていくので疲労感の軽減にもつながっていきます。

体型悩みと不調が同時に解決

筋肉が硬いことが原因で脂肪がつきやすく、さらに体に不調が起きることがあります。つまり、不調の原因となっている硬くなった筋肉をほぐせば、気になる部分太りも不調も同時に解決することが可能なのです。

ぜい肉がつきやすくなるのも、不調が起きるのも、多くは筋肉の硬さからくる血行不良が原因。筋肉がほぐれれば硬い筋肉に圧迫されていた血管やリンパ管が解放されて、血流がよくなり、不調が改善! 部分やせもできるのです。

筋肉が変われば骨も変わる

「いくらやせてもO脚のまま」「エラが張って顔が大きく見える」といった骨格の悩みは、一般的なダイエットでは解決しないと思っていませんか?じつは、骨格は生まれつきではありません。骨はいくつになっても“壊す”“修復する”、という作業をくり返しています。これを骨のリモデリングといいます。骨が修復されるときに、硬い筋肉が骨を外へ引っ張っていると、骨の形はその筋肉に合わせて外側に広がります。筋肉がやわらかければ、骨が筋肉に引っ張られることはありません。本来の美しい骨格に合わせて修復されます。骨の形を変えるためにも、やわらかくて質のいい筋肉は必須。ストレッチで筋肉の硬さをほぐして質を上げ、同時に正しい姿勢に気をつけていれば、生まれつきだと思っていた骨格、ひいては体型も変わるはずです。